続きです!!

前回ヒントで写真に掲載したバラ、和名が「カイドウバラ」といって1908年に故牧野富太郎氏が原記載(分類群を初めて報告する時に新種,新属などに使います。)したものです。毎年同じ頃に咲く花の「海棠(カイドウ)」ににていることから、そう呼ばれています。海棠の花は、中国では玄宗皇帝が楊貴妃の美しさを海棠に例えたように、最も美しい花として大切にされているそうです。昔、生家に海棠の木があったので、身近に感じています。

もう一度、当園「日本のバラコーナー」のカイドウバラ。昨年の5月7日に撮影した全景です。

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このバラを含めて、私が確認した、お題のバラは全て春一季咲きのバラと言って過言ではないようです。
カイドウバラ全景の写真をもっと見たいとおっしゃるかたは、㈱マルモ出版刊の「My Garden」83号 2017夏号P30.31でも「連載 佐倉草ぶえの丘バラ園 の魅力①」でも紹介されています。各種の電子書籍でも見れますよ。(参考まで)

野ばらの参考文献のお話し・・・

わたしたちの身近で、今、「野ばら」について見識を深めたい方におすすめな書籍は、やっぱりフィールド図鑑の「野ばら ハンドブック」(千葉中央博物館の御巫由紀氏著、文一総合出版)がわかりやすいと思います。(私見です。)
この本では、野ばらの種類の見分け方や、何より、原記載はだれ?、開花期はいつ?、など基本的な点から専門的な点まで一冊にまとまっていますので、一般の方でも、ご興味がある方は是非ご一読されてみると楽しいですよ🎶
他にも、参考文献は沢山ありますので、是非確認して下さいね🎶

さて、バラの1つは紹介しましたが、あといくつあるのでしょうか?
わたしは、あと3つの野ばらを見つけて、バラ園内の在り処を確認しました。
「ハトヤバラ」「ヤブイバラ」「フジイバラ」
当園HPの「バラ園案内マップ」4.中国のバラコーナー、5.日本のバラコーナーで見つけました。
皆さんもいくつあるのか確かめてみて下さいね。

学び多き、ボランティアの毎日です🎶